デジホリのblog

釣りと自転車とDIYを愛するオヤジのブログ

カテゴリ: 動画

動画編集ソフト DaVinci Resolve 無償版を使っています。
このソフト、無償版でも私の用途ならやりたいこと全てできます。
流行りのAI系の処理は有償版しかできないみたいですけど。

さて、最近 Insta360 GO3 を買ったので、その撮影した動画も DaVinci で編集しているのですが、クロップの挙動がおかしくて3ヶ月ほど悩んでいました。

スクリーンショット 2023-10-02 7.07.51

この例だと、画像の左側をクロップしたいので、左のガイドを右にずらすのですが、なぜか右側がクロップされてしまいます。
ポルナレフ風に言うと、
何を言っているかわからねーと思うが、俺も何をされているかわからなかった。(笑)

DaVinci のバグじゃね?と思って、公式のサポートにメールで問い合わせてみました。
しかし、無償版ユーザーはサポートできねーと言われてしまいました。(ごめんなさい、もっと丁寧な言い方でした)
私もいちメーカーの人間なので、同じような対応をすると思うけど(笑)

仕方がないので色々と(本気で)調べてみたところ、原因というかこの現象のメカニズムがわかりました。
動画データのパラメータに「画像向き」があって、それが0度以外の場合におかしくなるようです。
スクリーンショット 2023-10-07 18.45.16

Insta360などのアクションカメラは、カメラが傾いても画像は常に水平方向になるように内部のジャイロセンサーが補正をかけるのですが、「画像向き」によって補正をかけるみたいです。

で、例えば画像向きが180度の場合はクロップの上下左右が逆になってしまうのです。
要は、論理座標ではなくて物理座標で処理してしまう感じ。
からくりはわかったのですが、これ、プロキシーメディアを作成した場合にさらに問題がでます。
(プロキシーメディアというのは、編集時のプレビュー用に使うデータで、オリジナルデータの解像度などを下げて編集時のCPU負荷を下げるためのキャッシュみたいなものです)
何とプロキシーメディアは0度で作成されるみたいで、オリジナルデータと見え方が変わってしまいます。
これってバグだろ!!!プロキシーが役に立っていない?!

もはや、オリジナルデータを0度でエンコードし直すしかないのかと思っていましたが、、、
エフェクトライブラリに ResolveFX トランスフォーム - 変形 というのがあり、これを使うと論理座標で処理してくれることがわかりました。
スクリーンショット 2023-10-08 7.03.52

これ、標準に比べてさらに色々できるみたいです。
スクリーンショット 2023-10-08 7.04.08

これを使うと、プロキシーメディアの問題も起きないみたい。
とりあえず対処はできそうだけど、、、
ちょっと気に入らないなぁ。

ロードバイクで走行中の撮影は結構揺れるのですが、臨場感があるので今まではわざと素のままにしていました。
しかし、あまりにも揺れがひどいのは何とかした方がいいのかと思い、試しに手ぶれ補正をしてみたところ、、、
これ、結構すごいな。


左側がオリジナルで、右側が手ぶれ補正をかけたもの。
結構すごいと思います。
次からは手ぶれ補正をかけることにします。

ロードバイクでロングライドした時などに道中を撮影してツーリング動画を作ってますが、Relive動画をキリハリして差し込んだらカッコ良い動画が出来ました。


Reliveの本当の使い方は、メインが3Dマップ進行で要所要所に写真を挟み込むというものですが、
これはその逆で、自分で撮影したコンテンツのつなぎに3Dマップで進行しているところ差し込んでします。
とてもいい感じです。

ロードバイクなどのアクティビティを3D動画にしてくれる Relive というアプリがあります。
基本的な使い方は、
・スマホでアプリを起動し、アクティビティの記録モードにしてログを取る。
・アクティビティの途中で写真を適当に撮る。
で、動画作成時に写真とBGMを選択すれば、後は自動で適当に作ってくれます。
ということで、非常に簡単に動画が作れます。

ところが、アプリが不安定なのか、スマホが悪いのか、アクティビティ記録が途中で止まってしまうことがしばしば。。。
アクティビティの記録途中にLineや電子マネーなど他のアプリを使うことが多いので、おそらくReliveがバックグラウンドで落とされてしまうからだと思うが。
あと、写真もそのスマホで撮影したものしか取り込めない(後でできることがわかったけど)し、そうなると仲間に撮ってもらった写真を使うことができないし、、、
それから、Relive無料版の場合は写真が10枚まででBGMは1種類のみ。動画の再編集もできない(一発勝負?)
まぁ、無料版の制約は良いとして、記録が途中で途絶えるのがどうにも気に入らなく、使っていませんでした。

で、真面目にReliveでできることを調べてみたら、結構いろいろできることがわかった。
  • 他のサービスと連携できる。少し前までStravaと連携できていたみたいだけど、諸々の理由で連携できなくなったみたい。でもGarmin Connectとは連携できるみたい。つまり、Garmin Edgeなどでアクティブティを記録すると、スマホと同期したタイミングでRelive動画が自動的に作成される(ということだと思う。鬱陶しいから試していないが)
  • GPSデータをインポートできる。つまり、Garminなどで記録したGPSログデータを使って、後から動画を作成できる。なお、Reliveアプリ上では一度作成した動画の再編集はできない(無料版の場合)が、GPSログデータのインポートをすれば別物の扱いになって再作成できる。
  • Reliveアプリで動画作成時に、Momentの追加というところがあって任意の写真を追加できる。
Screenshot_20220206_091015_cc.relive.reliveapp
Screenshot_20220206_091216_cc.relive.reliveapp
Screenshot_20220206_091201_cc.relive.reliveapp

任意の写真を選択して、下にある分かりにくい(笑)ゲージを左右に動かせば、マップ上の任意の位置にMoment(写真)を追加できます。

  • あと、Relive動画をPCのブラウザで見たときにそのページのソースを表示すると、ソースの中にその動画ファイルのURLが書かれている(mp4で検索すればすぐわかる)ので、そこをコピーして再度ブラウザで表示させると動画ファイルのダウンロードができる。(右クリックのメニューでダウンロードが選べるようになる)
    ファイルをローカルに取得できれば動画編集で好きに加工(写真などの追加やBGMの差し替えなど)でき、Youtubeへのアップや自分のホームページに差し込むことなどが可能。
ということで、痒いところに手が届くようになった(笑)

自転車動画の中で目的地などを紹介するときに使えそうなネタですが、
Google Earth Studio というツールがあり、Google Earth のマップを使った空撮のような映像が作れます。
試しに、先日ツーリングの目的地だった佐島の映像を作ってみました。


 
ちなみに、このツールを使うにはユーザー登録が必要です。
登録には少し時間がかかり、私の場合は申請約1日後に登録完了の連絡が来ました。

使い方は簡単で、クイックスタートすればプリセットのフレームが使えて、場所を適当に検索して特定すれば、あとは勝手に作ってくれます。
動画のエンコードは少し時間かかりますが、クラウドにファイルを作ってくれて、エンコード完了するとメールでURLが送られてきます。
あとはダウンロードすればいいだけ。

なかなか面白いです。。。

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